作成者/最終変更者

アプリケーションでは、あるエンティティを作成したユーザーと、そのエンティティを最後に変更したユーザーの ID をエンティティにマークするのが一般的なシナリオです。

Ebean では、実装可能なインターフェイス `io.ebean.config.CurrentUserProvider` を介してこれを行う便利な方法を提供しています。

このインターフェイスは、`Object currentUser();` という単一のメソッドのみを指定します。このメソッドは、標準のエンティティ識別子（`Long、String、UUID`）を返します。

Ebean は、新しいインスタンスを作成することで `CurrentUserProvider` をインスタンス化することに注意してください。

実装例

この実装は機能しません。単にアイデアを提供するだけです。

/**
 * Returns the current user typically from a Thread local or similar context.
 */
public class MyCurrentUserProvider implements CurrentUserProvider {

  @Override
  public Object currentUser() {
    // Here you get the user id, from some kind of static
    // context access (session information, thread local, etc..)
    return someContext.getId();
  }
}

有効化

`application.properties` ファイルで、インターフェイスを実装するクラスを Ebean に伝えるために、次のプロパティを設定する必要があります: `ebean.currentUserProvider=org.app.MyCurrentUserProvider`